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2013年08月30日

ろう付け接合条件の最適化(8)


わりつけ表と、SN比、感度の要因効果図を示す。

ここで、効果図から何を読み取るか、読み取れるかが
大事である。

ここで、気になるのが、次の三つの因子である。

  因子C:フラックス量(少ない、中、多い)
  因子D:ろう付け量(少ない、中、多い)
  因子G:タイト量(少ない、中、多い)

いずれも、水準が、(少ない、中、多い)の連続量である。

それなのに、効果図を見るとSN比、感度ともに、谷形状
をしている。

例えば、C:フラックス量を取り上げると、中レベルの量
にしたときに、ばらつき、強度が低くなるということは、
技術的にありえない。

・・・・・ どうも腑に落ちない ・・・・・
・・・・・ なにかおかしい ・・・・・

要因効果図をみるとき、この感覚が非常に大事である。

この感覚があるかどうかが分かれ道。せっかくの貴重な
情報に気づくかどうかの分かれ道である。

技術者としての力量があるかどうか、問われるところである。

130830(わりつけと要因効果図).JPG


(by TomUi、2013年8月30日)
posted by TQE at 03:38| パラメータ設計

2013年08月29日

ろう付け接合条件の最適化(7)


一体型ギアを理想状態としている。そこから、
     
y=βM

を理想状態とした。ここに、Mが変位量、yは荷重である。


次に、ギヤの大きさにバラエティがあっても、ロバストな
条件をねらい、ろう付け面積も信号にした。M*で表すと、
荷重はろう付け接合した面積に比例すると考え、

 y=βM*

となる。


最終的には、2つの信号をとって理想状態を定義
した。式で表すと、

    y=βMM*

となる。

このようなSN比をを「2信号のSN比」と呼ぶ。

130829(ろう付け接合の機能性評価).JPG


(by TomUi、2013年8月29日)
posted by TQE at 03:02| パラメータ設計

2013年08月28日

ろう付け接合条件の最適化(6)


次に目をつけたのが、ワークの接合面面積の大小
に荷重が対応しない点である。

理想状態からすれば、接合面積が大きいほうが
荷重が大きく出てしかるべきである。ところが、
そうなっていない。

そして、ろう材の供給量が不適切であったこと
に気づき、L18実験に反映させた。


単に、予備実験をすればよいというものではない。
この事例のように、結果から丹念に技術情報を
吸い上げられる目を持っていなかればならない。

データを読み解く姿勢の重要性を、わかりやすい
例で教えてくれる論文である。

130828(予備評価からの対応2).JPG


(by TomUi、2013年8月28日)
posted by TQE at 06:00| パラメータ設計