二元配置の説明をするデータとしてSNを用いた例が
テキストにのっています。
(日刊工業新聞社主催通信教育テキスト)
車のドアシステムに用いられるある製品で押し込み率Mを
変えてシール圧yを変化させる機能をもっているという
ことです。
使用する材料Aを4水準、主要コーナーの角度Bを3水準
取り上げて最適な条件をみつけるのが目的です。
A:使用する材料 4水準 A1(α系)、A2(α系))、A3(β系)、A4(β系)
B:主要コーナーの角度 3水準 B1=小、B2=中、B3=大
そのなかのA1B1の組み合わせでとったデータが表1と図1です。
表1のデータからゼロ点比例式でのSN比を求めると−13.5db
でした。同様にしてAとBのすべての組み合わせについての
SN比を計算したのが表2、図2であり、これが二元配置で実験
した結果ということになります。
このデータから材料とコーナー角度の最適な条件をみつけるのが
二元配置実験の目的ということになります。
グラフからはA3B3の組み合わせが良いように見えますが本当に
そういって良いかと言う問題です。
(by TomUi、2013年6月28日)